実際、東京オリンピック2020の金メダルも都市鉱山を利用して作ろうという話があり、道半ばで頓挫したように思います。
果たして都市鉱山はいくらの埋蔵金なのかというのが以下の記事。

お金の計算ということで、
携帯に含まれている金の重さは、1台あたり、0.03g
金1gの値段は、約7,000円(2021.08.25、田中貴金属工業のページを参照)
これから、7,000×0.03=210円(記事では220円)
2億1千万台のガラケーとスマホが眠っているということで、
210円×2億1千万=441億円(記事では460億円)
と計算できるわけです。
もちろん、携帯から金を抽出するというコストは含まれていないので、実際に単に441億円プラスとなる訳ではありません。
例えば、1台の携帯電話から基盤を取り出して、金を抽出するのに210円掛かれば、結果的に金が採れても事業的には0円で、もっと費用が掛かれば簡単にマイナスになるという構図です。
リサイクルを考えるときには、では、リサイクルにかかるコストはいくらなのか?ということを考えないと、とんでもなく高くつくことをやっているということになりかねませんので、冷静に計算をすることが大切です。
NHKより、
2019年09月25日 (水)
自宅に眠る『埋蔵携帯』 その驚きの価値は・・
https://www.nhk.or.jp/osaka-blog/fukabori/413000.html
この記事より、
あまりにも古くなって中古市場でも売れなくなった携帯やスマホにも、まだまだ価値はあるんです。
端末の中の電子基板には金や銀などの希少な金属が含まれていて、うまく処理すれば、こうした金属を回収できます。
宮本名誉教授によると埋蔵携帯を希少な金属の価値として計算した場合、1台あたりの価値は約220円、埋蔵携帯全体では約460億円になるということです。
こうした使い終わった電子機器は希少な金属がリサイクルできることから、「都市鉱山」とも呼ばれています。
参考)田中貴金属工業
https://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/d-gold.php
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